霊視/スピリチュアルカウンセラー/スピリチュアルカウンセリング [オフィス スピリット911]





―― Vol.13 魂の居場所 ――

 1987年6月21日午後1時30分、静岡県富士スピードウェイ。自分の魂は静かに燃えていました。レース前の静寂と緊張。「あー、やっぱりここが自分の居場所なんだ」。しばらくレースから遠ざかっていました。レーシングチームの先輩と後輩、そして追い討ちをかけるような友人の死。覚悟していたつもりでも、受けたショックは大きかったようです。でも・・・消えかかっていた魂の火が、また燃え始めたました。

 レースをしていた頃、魂は燃えていました。今思い出すと、その燃える勢いだけで戦ってきた気がします。28年前にレースの世界に足を踏み入れた時、参戦したレースでは常に最年少ということで、多少の注目を浴びました。当時、TBSの青春ドキュメンタリー番組『夢を追いかける若者』という30分番組がありました。その2回目の主人公として自分が放送されたことがあります。1回目は、後にF-1まで登りつめた鈴木亜久里氏でした。その後、彼は引退しましたが、自分はレースを続けていました。もう注目は浴びず、引き立て役のような存在でしたが、それでも魂は元気でした。結果は伴いませんでしたが継続していくことで、魂は元気でいられたのだと思います。

 現世では何事も結果や評価が優先されてしまいますが、果たしてそれが幸せなのか・・・違うと思います。一番になる、賞をとる、称えられる、それもすばらしい事ですが、本当のすばらしさはその人自身の魂が元気なことです。霊視カウンセリングをしていてよく思うのは、自身を「ダメな人間」だと誤解している人が多いことです。魂は消えそうなロウソクのようです。結果や評価は他人が勝手に下すものです。気にするなと言っても無理かもしれませんが、それは、脳(思考)が生んだ誤解です。現世に生まれ、教育を受け、社会を学んだ脳。でも、魂は輪廻を繰り返しながら、その遥か昔から学んでいます。どちらを優先すべきかは自身で決めることですが、間違えてしまうと、魂は病んでしまいます。

 魂には心地よい居場所があります。何処が心地よいかは、本当は自身が一番よく知っています。忘れてしまったり、忘れようとしている人もいます。でも、魂はちゃんと覚えています。心地よい場所にいる人の魂は元気です。脳と魂が同調していて、進むべき道を元気に歩いて行けます。違う場所にいる人は、脳と魂がバラバラです。お互いが違う方向に進もうとするために、どちらも病んでしまい、一歩も進めません。この状態が続くと、生きる事に疑問を感じたり、死にたくなってきます。まさに自身が見えない状態です。

 例え、その心地よい居場所が社会に評価されないものでも、臆することはありません。それには心の強さが必要ですが、心配いりません。魂の居場所にいれば、自然と強くなってきます。必要なのは、ほんの少しの勇気です。一歩だけ、足を踏み入れる勇気があればいいのです。でも、そのわずかな勇気さえも失ってしまった人もいます。自分はその人の後に廻り、そっと背中を押しています。

2005/09/13