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―― Vol.29 悔いなく ――
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8年前の事故以来、サーキットから遠ざかっていましたが、生きている実感を味わいたいと再び思いはじめました。50歳近くになって、今更何が出来るのかと思いますが、幼少の頃の夢は、カーレーサーでした。そこで、ツインリンクもてぎのスーパースピードウェイで、実際のレーシングマシンを使って行われる、体験プログラムに申し込みしました。果たして自分の血は騒ぐのか。オートバイレースに参戦し始めた頃は、常に最年少でした。今度は最年長の記録更新を目指してみるのも、悪くないかなと思い始めています。 |
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後悔しないためにと、高校卒業後の進路は自分で決めました。それは、オートバイレースが出来る環境です。ところが、就職するはずだったレーシングショップが倒産。行き場を失い、理想とはかけ離れた、昼はアルバイト、夜は夜学、休日はサーキットという生活が始まりました。アルバイトは少しでも時給が高いものをと、肉体労働ばかりを選んでやりました。夜学では、宿題を山のように出され、寝る時間もないほどだったので、教室にレース用の部品を無断で持ち込み、授業中に机の下で手を動かして整備をし、耳だけで授業を聞いていました。そして休日は、サーキットでトレーニング。充実はしていましたが、気力と体力は常に限界でした。そんな状況でレースに参戦していたので、いざ本番となると、集中力が保てず予選落ち。好きなことで何でこんなに、苦しまなければいけないのか。疑問という新たな試練。それでも続けることが出来たのは、諦めたら終りだと感じたからです。結果は伴いませんでしたが、今となると精神的なある一部分は、自分を虐め抜いて鍛えたといえます。
問題は、その自分がスピリチュアルカウンセラーをしていることです。現世で、自分が平均的な人間だとは、とても思えません。寛容には程遠い人間です。温和であったり、優しかったりと、いわゆる、いい人ではないのです。それでも自分の生き方には納得しているので、霊視で伝えてくることは、依頼される人にとってどんなに辛いことでも、そのまま伝えます。時には、自分が怒っていたり、機嫌が悪いと感じる場合もあると思います。それは、真剣に真実をありのままに伝える姿勢の表れです。生きて行く以上は、少なからず悩みは誰にでもあります。自分も同じです。依頼者との一期一会。清濁併せのむことが、大事だと考えます。伝えてきたこと、見えたことを、オブラードには包みません。自分の考えも、一切挟みません。
誤解しないでください。霊視は占いではありません。当たる当たらないで、判断出来るようなものではありません。当たることを宣伝材料としてる方もいますが、その人は霊能者ではなく占い師だと思います。じゃあ、霊視って何?という人に説明します。人生は選択肢です。その選択肢は、人生の節目において、必ず現れます。ある選択肢を選ぶと、その先にある節目で、また新たな選択肢が現れます。要は、常に進むべき道を自身で選ぶことが出来、それは、枝分かれのようになっているのです。なので、人生は、自身が決めること出来るのです。人生の節目には、必ず選択肢が存在します。その選択肢は、その人だけのものです。その選択肢を、もしくは、そのきっかけや気づきを、霊視で伝えています。
その選択肢すら見えないほど、苦しい人達。同じような悩み、苦しみでも、自分が伝えることは人によって全く違います。それは何故か。魂の成長度合が人によって違うので、その人自身が、気づかないことことだけを伝えてくるからです。こうしてああすれば、うまく行きますよと伝えてくれば、どんなに楽かと思いますが、そんなに甘くはありません。それでは、魂の成長がありませんから。苦労や試練、回り道、そして気づき、それらがあるからこそ、人生に喜びを感じられるのかもしれません。
苦しい時は魂が弱っているので、他人の意見に左右される人がいます。それはしかたないと思います。でもそれは、自身の魂の声ではありません。また、残念なことですが、自分の所に来た後、別の霊能者や占い師の所に行く人もいます。自分には、それがわかります。不安な気持ちはわかりますが、唯一のことを霊視で伝えても、力になれなかったのが悲しいです。全ての依頼者は、信じるに足り、愛するに足る。出会いもまた必然。後悔しないためにも、いつか気づいてくれることを願います。 |
2006/08/24 |
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