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―― Vol.38 中途半端 ――
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霊視カウンセリングに来た人が、ある映画を教えてくれました。『世界最速のインディアン』。アンソニーホプキンス主演で、63歳にしてオートバイで世界最速に初挑戦した老レーサーの実話です。早速、観に行ってきました。感想は・・・実話に忠実な地味な作品でしたが、「15年後に挑戦できたら」と思いました。自分が63歳になったら42年前のオートバイで。時空を越えて、バート・マンローとの勝負。勝っても負けても、それを実行することで、それまで生きてきたことの意味を実感できる気がします。懲りもせず、また夢を拾ってしまいました。 |
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遊びも勉強も、昔からいつも中途半端。霊能力はあるけれど、自分は人間的に普通以下です。特に苦手なのが、人とのコミュニケーション。自分でも救いようがないと思うほどです。何しろ子供の頃は、友人のお母さんに一言あいさつしただけで、「喋ってくれた!」と大喜びされるくらいでした。それでも16歳の時にオートバイで一人旅に出て、必然的にコミュニケーションが必要になり、少しはましになりました。でも、その頃から全く進歩がない感じです。今でも相手の目を見て話すのは苦手だし、一刻も早くその場を立ち去りたい気持ちになります。やっぱり自分は根っからの、一匹狼のようです。それでも、一人では生きていけないので、周りの人に助けてもらっている中途半端な人間です。
何かこれだというものが一つあったらと、時々思います。何かこれだという一つがあったら、人生がもっと楽しいものになるような気がして。霊能力も、霊視カウンセリング以外では有効ではありません。自分の中では与えられたものという感覚があるので、普段の生活の中では、とても使おうとは思えないからです。自分自身の自然な力の中で、何とかしたい。もし、霊能力を自分の欲求のために使ったら、消滅してしまう感じがします。それは当然かもしれません。この能力を羨む人もいますが、とても羨むようなものではありません。霊能力がある自分だから、多少は人が評価してくれるだけです。自然体の自分でいたいと思う反面、この能力に縛られている自分。与えられた試練から逃げ出したいと思っても、それもさせてくれません。使命をまっとうしたら、いいことがあるのかな。あるといいな。
霊視カウンセリングには、ありとあらゆる人達が来ます。男女の別もなく、職業もまちまちです。でも、唯一来たことがないのが政治家の人達です。それは当然かもしれません。いい悪いは別にして、あの過酷な世界でも耐えられるくらい、魂は鎧のように頑固で強靭ですから。それに比べると、霊視カウンセリングには、死にたい人や、死にたいくらい苦しい人がよく来ます。それを口に出せないほど、苦しい人もいます。口に出したら、その場で死を選んでしまうでしょう。その人達に「頑張れ!」とは、とても言えません。「今までよく頑張ったね」と声をかけます。自分ではとても耐えられない、むしろ、確実に死を選んでしまうくらいの状況ですから。それ以上頑張れないのが、よくわかります。自分の所によく来てくれたと、いつも思っています。
時々、嫌な噂を耳にすることがあります。詳しいことはわかりませんが、自称霊能者の人達が何年何月何日に人類にとっての奇跡や滅亡のような、大きなことが起きると言っているらしいのです。それで、災いなどの場合、何も起きなかったら、自分達の霊能力で阻止したと言っているようです。でも、自分が霊視するとそのような場合の時の答えはいつも「何も起きない」です。みんなを不安にさせたり、期待させたりして、寂しい気持になります。予言めいたことを言っている人達に振り回されないで、自身の人生をしっかり生きてください。
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| 夢や希望を見失ってしまった人に。 |
生きることの意味を見失ってしまった人に。 |
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2007/02/19 |
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