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―― Vol.54 瞬間を生きる ――
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前回のトークを書いてから、だいぶ日にちが空いてしまいました。実は、10年振りのレース参戦に向けての準備で大忙しでした。4月20日、夢が叶ったほろ苦いレースが終わってから、4月26日にミニ交流会がありました。今だから話せますが、その時は全治1ヶ月の怪我をしていて、右腕が使えない状態でした。でも、気がついた人は、ほとんどいなかったと思います。そしてやっと腕を動かせるようになったので、こうしてトークを書いています。5月16日の筑波サーキット走行会にも間に合いそうです。これからは、楽しむ程度にしたいと思います。 |
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現在、過去、未来。地球には時間があります。地球での使命を全うした魂はやがて地球を離れ、ふるさととも云える天空へと帰ります。 そこには、時間という概念はありません。肉体や物質を持たない世界では、魂も知的なエネルギーであり、想念の世界です。全ては瞬時に起こり、あるのは今この時だけです。
4月20日、レース(MAX10)での話です。後で知ったのですが、あのまま走っていたら表彰台も夢ではありませんでした。でも、「・・・走っていたら」はありません。 実は、今回のレース、とんでも無いスピードで展開されていて、そのスピードに、つい現役の頃が甦ってしまったようです。レースを楽しむ程度にしておけばいいのに、本能的に本気モードで攻めてしまいました。それはそれである意味本望なのですが、本題はハイサイドでクラッシュした時のことです。
路面に叩きつけられて激痛で動けず、しばらくはコース上に横たわっていました。それから自力で起き上がり、やっとの思いでコース外に退避しました。それは時間にして、10秒くらいのことだったろうと思います。その後駆けつけた救護士から声をかけられました。「救急車を呼びます!大丈夫ですか!」救護士は数多くの事故に対処しているプロです。事故の状態からして、かなり心配している様子でした。自分は、「救急車は呼ばないでください!大丈夫ですから」と唸りながらこたえました。落ち着いてから別の救護士が、「頭からコースに叩きつけられていましたよ。本当に大丈夫ですか?!」そう言うと、飲み物を差し出してくれました。「すみません、ありがとうございます」と礼をいいながらも、ピットにて、周回中に自分の姿が見えなくなり身の縮む思いをしているであろう仲間の事が、一番気がかりでした。
本当だったら、首の骨もしくは、肩を骨折していたと思います。思い返せば10年前の事故では、死んでいただろうということです。では、なぜ、今回もこれだけの軽症で済んだのか?
事故の瞬間は、眼前が真っ白となり、まぶしさの中にいました。一瞬にして、自分がものすごい勢いで光に包まれた感じです。あれは一体何だったんだろうと、天空に聞いてみました。実は事故の瞬間、時間が止まり、体中から膨大なエネルギーを出して我が身を守ったそうです。どうりでその後は全身脱力、フラフラだったわけです。それは、決して普段の生活で意識的にできることではなく、危機に直面して初めてなされたこと。スピリチュアル的な火事場の馬鹿力のようなものかもしれません。
とりあえず、命は救われました。多少のリスクはありましたが、魂の健康を優先させたので、魂は元気になりました。それでもやっぱり怖いから、事故で損傷したヘルメットは世界最高水準の新しいものに買い替えました。グローブも、より安全性のを高いものを買いました。傷だらけにはなったけれど、無事だったレーシングスーツやブーツも最高(安全)なやつです。でも装備におごらず、今まで以上に安全を心がけ楽しみたいと思います。後日、バイク屋さんから修理代の見積りが来ました。見た目以上に壊れていたそうです。全損でなく、直るだけでもよかったです。今では、すごい修理代が一番ショックです(苦笑)。
で、何が言いたいかというと・・・現実は厳しくても、最後の瞬間まで諦めないということ。たとえ、どんな時でも、どんな状況でも、どんな状態でも。自分が生きているのは奇跡だと思います。その奇跡は、諦めなかったからこそ起こりました。それでも、いつか人は必ず亡くなります。全身全霊で全力を尽くしても。それがわかっていても諦めないことが大事です。天空は、身をもって、それを教えてくれました。とても厳しいことですが、とてもすばらしいことです。要は結果ではなく、過程が大事だということ。結果を待つのではなく、そこへ達するべく道筋が大切なのです。
魂は肉体の中に宿り、自身が考えた事に対しては、エネルギーの方向付けがされ、それらが未来へと繋がっていきます。つまり、瞬時に事は起こらず、思考、行動などで未来が決定付けられていきます。例えば物理的な距離の移動も、肉体を使って行動しなければいけません。思考や行動の結果には、時差が存在し、それも時間が生じる理由の一つです。
今、この時、この瞬間を大切に生きる・・それは過程を作っていくことであり、結果を作ってくことに繋がります。それは、自身の明るい未来にも繋がります。 |
2008/05/10 |
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